専務理事所信


 一般社団法人船井青年会議所は、39年間の永きに渡り、地域の皆様に支えられ「明るい豊かな社会の実現」に向け、歩んで参りました。しかしながら近年は会員数の減少に伴い、メンバー個々の負担も増え、事業費も削減せざるを得ない厳しい状況が続いております。だからこそ、専務理事の立場として組織を見渡し、現状を真摯に受け止め、少数であっても

 

実りのある事業を行い、本年度の目的達成へ全力を尽くして参りたいと考えます。そして、私たちの活動の根底にある「利他の精神」に基づき、私たちの活動の残すべきところは残し、変えるべき事は積極的に革新し、今後も地域から頼られ、所属するメンバーにとっても実りある組織となることを目指して参ります。

 

そこで、担当する「心の挑戦委員会」においては、自分たちに足りないものは何なのか、身につけなければならないものが何なのかをしっかり検証していただくと共に、三年後、五年後、更にはその先に至る将来も見据えたうえで、メンバーにとっても、地域にとっても学びある事業の展開をして頂くことが重要であると考えます。また、忘れてはならないのは、私たちの活動は地域をまたぎ世界にまで広がるスケールをもった活動であり、その中での出会いや学びは将来を見据える上でもきっと活かされるはずです。そうした意味で日本JCや近畿地区、京都ブロック等に参加する意義をメンバーへ十分に伝える責任は重要であることを認識してください。

 

また、組織の様々な場面を支えて頂く「心の発信委員会」には、青年会議所において最も重要かつ要となる委員会であることをしっかり認識して頂き、各種会議や事業の準備はその手本となれる設えをして頂き、そして事務局として資料の保管や備品の管理に至るまで、しっかり気を配って下さい。また、広報活動においては、昨今私たちが抱える最大の課題である「会員拡大」へも繋がる重要なものである事をしっかり認識し発信して参りましょう。

 

最後になりますが私自身、当青年会議所を背負って立つ一人のメンバーとして、また、地域の将来を担う若者の一人としても、もっと活気と魅力でいっぱいにしたいと願う気持ちは強く持っております。その為には私たちが互いに真の心で手を差し出すこと、即ち「相手へ尽くす気持ちの大切さ」を私たちが学び、地域へ発信し、その心が拡がれば「明るい豊かな社会の実現」を成し得ることができるものと確信致します。