理事長所信

 

理事長

篠塚 泰寛

 

2015年度 スローガン

自らが考え行動で示せ

~すべては勇気で決まる~

 

 

 

=青年時代は人生の一生の土台となる=

未来は無限の可能性があります。未来は夢や希望に満ち溢れています。未来は後悔がありません。未来は沢山の幸せや喜びもあり、成功があります。

長い人生の中で、常に夢や希望を持ち続けていかなければなりません。失敗を恐れる必要はありません。たとえ向い風であっても、前に進んでいかなければなりません。壁にぶち当たって引き返すような弱々しい自分にならないで欲しい。

青年時代といわれる40歳まで、自分のために精一杯、学んでください。自分のために様々なことを経験してください。自分のために沢山苦労してください。それが人生の一生の土台となることは間違いありません。その姿勢が、私たちの愛する地域のためになる事を信じて。

 

 

はじめに

 船井青年会議所は、1978年6月9日に、第635番目の青年会議所として承認され、園部青年会議所という名称でスタートをしました。これまで「明るい豊かな社会」の実現という理念のもと、先輩諸兄がこの船井地域を更に良くするために日々活動されてこられました。38年間の歴史と伝統を築き上げてこられた先輩諸兄に敬意を表すると共に、より一層のまちづくり運動を積極的にしていく事が、私たちの使命なので、力強く活動していきましょう。

 

 

自らが考え行動で示せ

 私は、2006年、船井青年会議所に入会しました。当時は、この組織がどの様な事をしているのかも分からないまま入会したので、右も左も分からず、特に志も無く、積極的な活動をしておりませんでした。自身の事務所を開業したばかりという事もあり、時間が無かった事も一つの原因かもしれませんが、それ以上に自分の事で精一杯で、今から思うと、小さくて幅の狭い人間であったと恥じるばかりです。

しかし、その様な私にも2010年に転機が訪れました。理事選挙で当選し、委員長を受けさせていただく事になったのです。それからは、今まで出来ていなかった青年会議所活動に対しての日程調整を図っていき、積極的にLOMの例会や事業に参加し、また、京都ブロック協議会や近畿地区協議会、そして日本JC本会の事業にも参加出来る自分になりました。

今まで出来ていなかった事を急にすることは難しいかもしれません。しかし、自分は、今からやるのだと決意した以上、やらなければなりません。それは、仕事も青年会議所活動も同じです。今まで出来ていなくても、今、そう決めたならやっていきましょう。過去よりも今が大事です。過去で頑張っていても、今頑張っていなければ意味がありません。また、過去で頑張っていなくとも、今頑張っていれば素晴らしい事です。青年会議所活動は一人では出来ませんが、誰かがやってくれるという考えではなく、自らが考え行動で示せる自分になって欲しい。そのためには、勇気が必要です。勇気がなければ何も出来ません。たとえ素晴らしい考えを持っていたとしても、それを行動で示せる勇気がなければ、実現に結びつく事はありません。行動で示す事が出来なければ、結局、何も考えていなかった事にさえなりかねません。すべては勇気で決まる。そう言い切っても過言ではありません。一人ひとりが、自らが考え行動で示していければ、素晴らしい活動が出来、それが更に魅力ある団体へと繋がっていく事を確信しています。

 

 

地域のために

私たち船井青年会議所は、活動エリアである南丹市、京丹波町において、これまで多くの対外事業を行なってきました。それは、私たちが愛するまちのために、「まちを良くしたい」という強い想いがあったからこそ、38年間という長い年月の活動に結び付いてきたのです。事業の手法は、時代と共に変化しているかもしれません。しかし、私たちの理念は、変わることなく脈々と受け継がれております。私たちのまちと再度向き合い、改めて見つめ直し、まちを良くするための事業を模索していきましょう。そして、この対外事業は、私たち船井青年会議所という団体を更に地域へ浸透させ、地域の方々に広く認知していただき、団体としての存在意義を高める重要な活動となるのです。

JCでは、「失敗も経験の一つ」として捉えればよいのです。失敗を恐れず、地域のために、今、何が必要なのかを自らが考え、それを行動で示せる自分に成長していきましょう。

 

 

自己のために

私たちは、青年経済人として、またJAYCEEとして、着実に成長をしていかなければなりません。それは、自身のためでもありますが、私たち一人ひとりが多くの事を学ぶことで、更に魅力ある団体となり、まちのために素晴らしい活動が出来るのです。そのためにも、青年会議所活動の魅力の一つである研修を通して、多くの事を学び、成長していきましょう。

LOMの研修は、メンバー一人ひとりにとって実り多きものに、また興味深い事を模索していくために、しっかりとアンテナを張り考えていきましょう。研修の場は、LOM内だけでなく、京都ブロック協議会や近畿地区協議会、日本JC本会など、多くの研修の場があります。これらの研修は、一人ひとりの能力の向上を目的としている事はもちろんですが、交流の場でもあることからメンバー同士のより強固な絆が生まれます。他LOMのメンバーと交流する事は、スケールメリットが感じられると共に、新たな気付きを得る機会となります。また、友情を深める事にもなり、仲間の輪が広がる事は間違いありません。

自己のために、自らが積極的に学ぶ姿勢を表わし、そして、面識のないメンバーに声をかけていき、仲間を増やしてください。

 

 

組織のために

青年会議所の活動は、JCIクリード唱和から始まり、JCIミッション、JCIビジョン、JC宣言文朗読並びに綱領唱和を行ないます。これは、私たちの同じ使命を確認するものであり、大切な事です。船井青年会議所がこれまで38年間、長く継続してこられたのは、これらのセレモニーを始めとする決まり事をしっかりと守ってきたからです。今一度気を引き締めていただき、活動していきましょう。そうする事で、私たち船井青年会議所の団体としての魅力も更に増し、その団体に所属するメンバーとしての魅力も出てくるのです。そして、私たちの活動は、全て会議で決定されます。そのため会議は大変重要な事ですが、単に長引いておこなう会議では、負担となるだけです。皆の貴重な時間を使い、会議をするので、スムーズな会議運営をしていかなければなりません。また、私たちの活動を広く知ってもらうためには広報活動が必要です。有効な広報活動を模索し、実行していきましょう。

組織のために、決まり切ったことを地道にこなしていくのは、一見簡単な様で難しい事です。自らが率先して下支えをし、自分の色を出せる様に取り組んでください。

 

 

会員拡大の重要性

会員数につきましては、全国的にも減少傾向にあり、私たち船井青年会議所も例外ではありません。会員数が少ないから活動が出来ないという事ではありませんが、私たちの組織が永続的に活動をして行くためには、会員拡大が最も重要であります。様々な所からの情報を一つひとつ大切にし、会員拡大を進めていかなければなりません。そして、会員拡大対象者に私たちの活動を知っていただくためには、説明会を開催することが必要です。そこでしっかりと理解していただける様、充実した内容を準備していきましょう。

本年度も新しい会員に入会していただくと共に、青年会議所の活動を知っていただき、私たちの理念に向かって一緒に歩んでくれる仲間が必要です。一人でも多くの仲間を増やす事が、私たちの理念の実現に向かって着実に近づいていくと確信しますので、全力で取り組みましょう。

 

 

結びに

青年会議所活動は、自分のやる気次第で成長でき、また友情や絆を育んでいける事など、学びや人との出会いの宝庫です。メンバーの一人ひとりにチャンスが平等に与えられており、するもしないも自分次第です。メンバーそれぞれ何かの切っ掛けがあり、青年会議所に入会しています。その切っ掛けを大切に想うなら一年間、全力で活動してみてください。そうすれば、今までとは違う景色が見えてくるはずです。後ろ向きな姿勢や考えでは何も得られるものはありません。一生懸命だからこそ学びがあるのです。また、一生懸命な姿を見て仲間が共感してくれるのです。自分のため、皆のため、地域のために、自らが考え行動で示せ、すべては勇気で決まる。